洋菓子店のリピーターが10倍に!小さな店でもできる工夫の全アイデア

あなたのお店には「常連さん」はいますか?
もしかしたら、「一度は来てくれるけど、なかなかリピートされない…」と悩んでいませんか?

特に個人経営の洋菓子店や、これから副業や小さなショップを立ち上げたい人にとって、リピーターの存在は売上の安定や信頼獲得にも直結します

この記事では、実際にリピート率を10倍に伸ばした洋菓子店の視点から、**小さなお店でも実践できる「再来店の工夫」**を具体的にご紹介します。今のお店に「あと一歩」何かが足りないと感じている方は、ぜひ最後までお読みください。

【目次】

  1. なぜリピーターが増えないのか?お客様の心理を知る
  2. リピート率が10倍になった洋菓子店の実例
  3. 今すぐできる!小さな洋菓子店のリピート戦略5選
  4. 接客だけでは足りない!記憶に残る「体験」をつくる方法
  5. SNS・LINEを使ったリピートの増やし方

なぜリピーターが増えないのか?お客様の心理を知る

「美味しいはずなのに、なぜまた来てくれないんだろう?」
私も、開業当初にこの壁にぶつかりました。

味には自信があり、SNSでもそれなりに反応はある。

原因は、お菓子の「質」ではありません。
リピートされない理由の多くは、「忘れられている」から。

味が良くても、何かきっかけがなければ、次にリピートされることは難しいのです。
まずは、**「お客様が再び来店しない理由」**を理解することから始めましょう。

お客様が再び来店しない理由は、主に以下の3つです:

  1. 存在を忘れてしまう
     →特に単発で訪れた方は、記憶に強く残らない限り、忘れてしまいます。
  2. 他の店との違いが分からない
     → 「またあれを食べたい!」と思ってもらう個性が必要です。
  3. きっかけがない
     →来店するきっかけがないと、また欲しい!の思いはどんどん下がっていきます。

つまり、**「忘れない記憶」と「再購入のきっかけや導線」**が必要なのです。

 

リピート率が10倍になった洋菓子店の実例

「うちは立地も悪いし、SNSも得意じゃない…」
そんな不利な条件の中でも、リピート率を大きく伸ばした事例があります。

「ちょっとした工夫」の積み重ねが、大きな変化を生む
地方の小さな洋菓子店の事例です。

30代女性が自宅の一部を改装して開業した洋菓子店。
・駅から徒歩15分
・店舗前の人通りも少なめ
・予算も限られていた

そんな中で、

  • **「手書きメッセージカード」**の添付ファイル
  • 「次回100円引きチケット」と同封
  • 「月に一度の限定メニューのお知らせ」

この3つを継続したことで、「また来たい」と思える機会ができ、リピート率は10%→90%超に。
顧客名簿は月々50人→500人まで成長しました。

 

今すぐできる!小さな洋菓子店のリピート戦略5選

「予算も人手もないけど、できることってあるの?」

答えはYES。

今すぐ始められる、効果の高い5つのリピート戦略をご紹介します。

  1. 商品に手書きメッセージを添える
     →「〇〇様、いつもありがとうございます!」と名前入りなら感動も倍増。
  2. 購入者限定の次回来店クーポンを発行
     →シンプルな「100円引き」でも、リピートを促します。
  3. 「来月の新作予告」をPOPやLINEで告知
     →「また行かなくちゃ」と自然に意識づけられます。
  4. リピーター専用メニューやサービスをご用意しております
     →例えば「3回来店したら特別な焼き菓子をプレゼント」など。
  5. お客様の名前と好みを知っておく
     →「あ、前と同じクッキーですね?」の一言でリピート率が倍増します。

接客だけでは足りない!記憶に残る「体験」をつくる方法

「丁寧な接客を心がけているのに、特に記憶に残らない…」そんな
ときは、体験型の工夫が足りないかもしれません。

単に購入ではなく、「ちょっとした感動体験」を提供することで、「記憶に残るお店」となります。

例として以下のような工夫が挙げられます:

  • 焼き上がりの時間に合わせて商品を出す
     →「焼きたてのフィナンシェ、いかがですか?」というライブ感
  • 名前入りクッキーのプレゼント(期間限定)
     →自分専用のスイーツ体験=思い出に残る
  • 試食の際に、製作ストーリーを語る
     →「実はこれ、私の子どもが好きな味で…」という話にお客様が共感

この要素は、コンビニやチェーン店では得られない体験です。

 

SNS・LINEを使ったリピートの増やし方

SNSを頑張って更新しているのに、リピートに繋がらない…

その理由は、「情報の出し方」にあります。

 

SNSは「集客」だけでなく「リピート導線」としても活用できます。

そのためには、「お店に行く理由」を発信する視点が必要です。

▼おすすめのSNS&LINE活用法:

  • インスタのストーリーズで「今日の出来事」を投稿
     →日常の様子を出すことで親近感UP。常連は「店主の人柄」で通い続けることも。
  • LINE公式で「先行予約」「お得情報」配信
     →常連限定の情報は特別感を生む
  • Googleマップの口コミ返信を丁寧に書く
     →新規だけでなく、リピーターへの安心感にもつながる

SNSでは「売り込む」よりも「つながる」ことを意識しましょう。

 

リピート率が上がれば、広告に頼らずとも安定経営が可能になります。 

そして、そのつながりの作り方は**「予算」より「想像力」**でつくれるのです。

お客様の記憶に残り、「また行きたい」と思っていただくのは、あなたの想いと創意工夫から生まれます。

今日からできる小さなアクションをひとつ取り入れて、「愛される洋菓子店」への一歩を踏み出してみてくださいね。

 

◆ パティスリークラブでは、洋菓子店、パティスリーの経営者のための

無料オンラインセミナーを随時 開催しています。

 

・洋菓子店の開業を予定されている方
・お店の売上を上げたい方
・集客アイデアが欲しい方
・素材にこだわりたい方
・お客様に感謝されながらより良い店舗経営を楽しみたい方は

ぜひ下記のページからオンラインセミナーの詳細をご覧ください

https://patisserie-club.com/tips-share-seminar

関連記事