あなたは今、こんなことを考えていませんか?
おしゃれで人が集まる「洋菓子店を開くなら、カフェも併設した方がいいのかな…?」
「おしゃれで人が集まる場所を作りたい!」 「でも、本当に儲かるの?元が取れるの?値段ってどれぐらいかかるの?」
実際、カフェ併設の洋菓子店は魅力的で、お客が集まりそうな面、運営にはリスクや一見落としがちな穴も存在します。
この記事では、これから洋菓子店の開業を考えている個人事業主・経営者・副業を目指す会社員の方に向けて、カフェ併設型のリアルな開業費・回収・集客の仕組みまでをわかりやすく解説します。
あなたの「理想の洋菓子カフェ」が、実現性のあるビジネスになっていただけたら嬉しいです。
【目次】
- カフェ併設の洋菓子店が人気な理由と魅力
- 実際にかかる開業費の内訳と初期投資の回収シミュレーション
- カフェ×洋菓子で失敗する人の3つの共通点
- カフェ付き洋菓子店の集客導線を作る5つのステップ
- 長く続くカフェ併設型洋菓子店に共通する成功パターン
カフェ併設の洋菓子店が人気な理由と魅力
InstagramやYouTubeで見れるようなおしゃれな洋菓子。
可愛いスイーツにこだわりの内装、美味しいコーヒーと一緒にゆっくりくつろげるカフェスペース。 「こんなお店やってみたい!」
と夢を膨らませる方は非常に多いです。
でも、一つの疑問が頭をよぎるはずです 。
私は個人事業主として実際にカフェ併設型のスイーツショップを運営し、当初はその華やかさに憧れて開業しました。
その上で、カフェ併設型にするべきかどうかの判断基準を明確にすることが第一歩です。
人気の理由は「滞在時間の価値化」
・テイクアウト型よりも滞在時間が長い・
空間独特がブランディングになる
・「非日常」を演出しやすく、リピーターになりやすい
よくある誤解
・「カフェがあれば集客しやすい」は半分正解
・しかし、イートイン席の回転率が悪いと利益にならない
・ 飲食の許可、スタッフの教育、メニュー開発など「やることが倍増する」
結論:「儲かるためにカフェを付ける」ではなく、「空間の価値でブランドを作る」戦略であれば効果的です。
実際にかかる開業費の内訳と初期投資の回収シミュレーション
「約300万円ぐらいで始められるよね?」
そんな 軽い気持ちでスタートし、資金ショートして撤退する方が多いのが現実です。
ここでは、実際にカフェ併設型の洋菓子店を開業する際に必要な初期投資をリアルな数字でシミュレーションし、どのくらいの売上で回収可能かを計算します。
【初期投資のモデルケース(約700万円)】
項目 | 費用の目安(円) |
物件取得費(敷金・礼金) | 100万 |
内装・設備工事費 | 250万〜350万 |
調理機材・器具 | 100万〜150万 |
座席・家具 | 50万〜70万 |
POSレジ・管理機器 | 30万 |
メニュー開発・試作費 | 20万 |
広告・ | 30万 |
雑費・予備費 | 50万 |
合計 | 650万〜800 |
※物件の立地・規模により変動あり
回収シミュレーション
月商40万円 → 年間480万円
月商60万円 → 年間720万円
月商80万円 → 年間960万円
固定費(家賃・人件費)を差し引いても、現実的には月商60万〜が目安。
→ この売上をいつから、どうやって実現するかが重要です。
カフェ×洋菓子で失敗する人の3つの共通点
開業までは順調だったのに、半年後には「お客さんが減っていきます」という話、よくあります 。
成功と失敗の差は「準備」と「現場運営」の精度です。
ここでは、失敗する人に共通する3つの落とし穴を紹介します。
- 「インテリア」重視で「導線」軽視
→回転率が悪く、出入りしにくいレイアウトに。
- メニュー数が多すぎて原点がブレる
→商品の提供は材料の仕込みと質の維持が命。ラインナップは絞った方が強い。
- オペレーションが人任せ
→小規模店舗は「店主のマネジメント力」が直に影響する。
カフェ付き洋菓子店の集客導線を作る5つのステップ
「開店したのに、誰も来ない…」というケース、多いです。
集客は「自然に来る」ものではなく、「設計する」ものです。
ここでは、オープン初月から集客を安定させるための導線づくりを5ステップで紹介します。
- 開業前からSNSで育成型アカウントを作る
- 地元のマップ・グルメ系メディアに掲載申請する(食べログ、Googleマイビジネスなど)
- プレオープンで地元客を巻き込む体験型イベントでの評判づくり
- メニューや店内に「撮りたくなる」デザイン設計を散りばめる
- 即リピートのきっかけ(LINE、クーポン、季節限定)を初月から設計
長く続くカフェ併設型洋菓子店に共通する成功パターン
開業後、3年以内に閉店する個人店は70%以上と言われます。
では、逆に「残るお店」にはどんな共通点があるでしょうか?
儲かっているお店は、感性ではなく「数字」と「顧客の声」で運営していることが共通しています。
・「優等生メニューの分析」→売上の8割は2割のメニューから
・「固定客の末永いFAN化」→LINE登録数、スタンプカードの回収率
・「店舗改善」→スムーズな動線・滞在の目的・滞在時間の分析と調整
・「人柄・接客力」→顔を覚え、ストーリーでじっくりなじむ関係
カフェ併設型の洋菓子店は、確かに夢があります。
でもその夢を現実にするには、計算された設計・投資・集客・改善が欠かせません。
今日の記事では、「カフェ併設型の洋菓子店は儲かるのか?」という問いに対し、現実的な視点から必要な情報を網羅しました。
夢を叶えるには、まずは「知る」から。
あなたの一歩が、誰かの笑顔につながる「お店づくり」につながります。
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