洋菓子店の新たな販路!ふるさと納税で集客と売上を伸ばす方法

「洋菓子店を開業したけど、もっと売上を伸ばす方法はないかな?」
「副業でスイーツを販売しているけど、認知が広がらない…」
そんな悩みを抱えていませんか?

実は今、個人でも小規模店舗でも参入できる“ふるさと納税”が注目されています。
「ふるさと納税って、地域の大きな企業や特産品が対象じゃないの?」と思われがちですが、実は洋菓子やスイーツなど、日常的な“おいしいもの”を提供する小規模事業者にもチャンスがあるんです。

この記事では、ふるさと納税を活用して、あなたの洋菓子を全国に届ける方法を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
あなたのスイーツが「全国区」で売れる未来を想像しながら、読み進めてみてください。

目次

  1. なぜ今、洋菓子店が「ふるさと納税」に注目すべきなのか?
  2. ふるさと納税にスイーツで参入する具体的な方法
  3. 登録の流れと必要な書類・手続きについて
  4. 実際の成功事例から学ぶ「選ばれるスイーツ」とは
  5. 集客ツールとして活かすふるさと納税の戦略

なぜ今、洋菓子店が「ふるさと納税」に注目すべきなのか?

「地域密着の小さな洋菓子店に、ふるさと納税なんて無縁じゃない?」
実は、私もそう思っていました。

洋菓子店を立ち上げ、地元のお客様に支えられてなんとかやっていた頃。
ネット販売にも挑戦したけど、競合は多く、広告費もかけられない。
そんなとき、あるお客様が言ってくれた一言がきっかけでした。

「このケーキ、ふるさと納税の返礼品にあったら頼むのに!」

その言葉にピンときて調べ始めたのが、ふるさと納税という販路。
調べていくうちに見えてきたのは、**地方の小さなスイーツ店でも全国へ商品を届けられる、もう一つの“店外販売戦略”**でした。

ふるさと納税は、単なる寄付制度ではなく、販促・集客・ブランディングにもつながるチャンスです。

そして何より、副業・個人・スモールビジネスでも、出品できる制度設計になっているのが魅力。

では、どうすれば参入できるのでしょうか?
次章では、実際のステップを具体的に紹介します。

  • 市場規模は年々拡大しており、2023年度は約1兆円に到達。
  • 注文の多くは「返礼品の価値」で決まり、スイーツカテゴリは人気上位
  • 地方の無名スイーツ店が、ふるさと納税経由で月100件以上の注文を受ける例も

つまり、店舗に来られない遠方のファンを作るための導線として、「寄付=販売」という仕組みが使えるのです。

ふるさと納税にスイーツで参入する具体的な方法

「でも結局、どうやって出品するの?」
調べると難しそう…と感じて、やめてしまう人も多いんです。

 

実は、出品方法には大きく分けて2つのパターンがあります。

  1. 自治体に直接提案する
  2. ふるさと納税ポータルサイトの代行業者を使う

初心者におすすめなのは2の「代行業者を通す」方法です。

 

代行業者とは、ふるさと納税サイト(例:さとふる、楽天ふるさと納税、ふるなびなど)と自治体との間をつなぎ、出品登録や発送管理までサポートしてくれる会社です。

  • 商品情報の登録
  • 商品撮影(プロカメラマン紹介含む)
  • ポータルサイト掲載
  • 受注・発送管理
  • 寄付者対応

これらをサポートしてくれるため、販路を広げたいけど時間がない個人事業主・副業者にとって非常にありがたい存在

登録の流れと必要な書類・手続きについて

「本当に個人でもできるの?」
「法人でないとダメなんじゃ…」という誤解も多く見られます。

 

実際には、個人事業主や副業者でも参入可能
ただし、いくつかの条件や提出書類があるので、整理しておきましょう。

 

【主な提出書類】

  • 食品営業許可証(必須)
  • 開業届または法人登記簿謄本
  • 商品の仕様書や価格表
  • 商品写真(プロ推奨)
  • アレルゲンや賞味期限、配送方法などの記載

【手続きの流れ】

  1. 自治体または代行業者に問い合わせ
  2. 商品提案・ヒアリング
  3. 契約・申請
  4. 商品登録・掲載
  5. 注文受付 → 出荷・管理

このように、最初のハードルを超えれば、あとはルーティンで進められる流れになります。

実際の成功事例から学ぶ「選ばれるスイーツ」とは

ふるさと納税に出しても「誰にも選ばれないかも…」という不安もあるでしょう。

 

選ばれるスイーツには、共通する3つの特徴があります。

 

  1. “地域性”がある
    → 例:地元産のいちごを使用したタルト
  2. 見た目が映える
    → ふるさと納税ポータルでは、写真がすべて
  3. 数量限定・季節限定要素がある
    → 「この時期しか手に入らない」付加価値が注文動機になる。

【事例】
山形県の小さな洋菓子店では、地元産ラ・フランスを使ったゼリーでふるさと納税に出品。SNSで拡散され、リピーターがつき、通常販売にも波及した成功例もあります。

集客ツールとして活かすふるさと納税の戦略

ふるさと納税=売上にはつながるけど、“集客”の視点で活かせている人は少ないのが現状です。

 

ふるさと納税は「広告費ゼロで見込み顧客に商品を体験してもらえるチャンス」です。

 

  • 寄付者リストは得られないが、商品にSNSアカウントの案内やQRコードを添付可能
  • お礼状にクーポンを入れて、自社サイトへの導線をつくる
  • 「限定返礼品」のキャンペーンを自社SNSと連携させ、フォロワーを増やす

ふるさと納税は、単なる収入源ではなく、ブランドを広げる施策として機能させることが鍵です。

洋菓子店や副業スイーツ販売者にとって、ふるさと納税はまだまだ“穴場”の販路です。

しかも、ECやSNS集客と組み合わせることで、地域商品×オンラインの最強ハイブリッド販売戦略になります。
「もっと多くの人に知ってほしい」「全国へ届けたい」と思うなら、ぜひ一度ふるさと納税への参入を検討してみてください。

あなたのスイーツが、“地域の魅力”として全国へ羽ばたく第一歩になります。

 

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