「お菓子は美味しいのに、あまり売れない…」そんな
経験、ありませんか?
見た目も味も自信があるはずなのに、特にお客様の反応が残念です…。そのせいで
、実は**「ネーミング」や「パッケージ」にはあるかもしれません。
あなた自身、お店で商品を手に取るとき、どんな名前がついてくるか、パッケージが可愛いかどうかで選んだ経験はありませんか?
**お客様は「美味しそうだから買う」のではなく、「気になる手に取る」**です。
この記事では、洋菓子店を開業し、これから集客を増やしたいと考えているあなたに向けて、販売ネーミングとパッケージの作り方を、具体例とともに丁寧に解説します。
目次
- 美味しいのに売れない理由、それは「ネーミングとパッケージ」がある
- 販売ネーミングに共通する3つのポイント
- 商品コンセプトが伝わる!魅せるパッケージデザインとは?
- 実際に売れたネーミング・デザイン事例5選
- 小さな洋菓子店が今日から始められるブランディング戦略
美味しいのに売れない理由、それは「ネーミングとパッケージ」がある
以前、私が販売していた「ガトーショコラ」は、素材にこだわり、試作品を何度も重ねて完成させた自信作でした。でも、
初めて出店したマルシェでは、ほとんど売れませんでした。
原因は何だったのか? 答えは、**「頑張ってなかった」**ということ。
ただ「ガトーショコラ」とだけ表示されロゴ、白地に手書き風のパッケージ
。
あなたも、**「商品の魅力を正しく伝えられていない」** それで、機会損失してませんか?
ネーミングとパッケージは、お客様との「最初の接点
」です。
販売されている洋菓子には、いくつかの共通点があります。
この章では、さらに「見た目」と「言葉」のチカラを正しく使い、商品の魅力を引き出す考え方をご紹介します。
- 人は「感情」で買う
ネーミングやパッケージが心に刺されば、今度で購入するのは魅力的です。 - 「見た目9割」は
実際、消費者の6割以上がパッケージの印象で購入を決めているというデータもあります。 - 情報より「雰囲気」を伝える
「濃厚チョコケーキ」よりも「とろける夜のガトーショコラ」のほうが、情景が伝わりませんか?
販売ネーミングに共通する3つのポイント
「どんな名前をつけても気にならない」「いつも無難になってしまう」そんな
悩み、よく聞きます。
今後の商品も、記憶に残らない名前では選ばれません。
販売ネーミングには、3つの明確な共通点があります。
- 想像をかき立てる「情景」や「感情」がある
例:「星空のチーズケーキ」→夜空のイメージとロマンチックな余韻。 - 覚えやすく、口に出したくなる
例文:「ふわもこプリン」→可愛い。語感がよく、子どもにも人気。 - 他と被らないオリジナル
例:「ひとくち幸福タルト」→ストーリー性が強く、オンリーワン感。
→名前は短くても良いです。**「感覚的に刺さるかどうか」**が最も重要です。
商品コンセプトが伝わる!魅せるパッケージデザインとは?
「手作り感を大切にしたいから、あまり派手くない」その
気持ちはとても大切です。
でも、「素朴さ」と「地味さ」は違います。
注目した洋菓子も、パッケージがあまりにも多く、手に取ってもらえないのです。
小さな洋菓子店でも親しみやすく、魅せるパッケージの工夫をいくつかご紹介します。
- 今回は「トーンを合わせる」だけで統一感が出る
→ナチュラル系ならベージュ×生成り、モダン系なら白×黒×金など。 - 文字は1〜2種類までが基本です。ロゴははっきり見える
→書き体の選択で、イメージが変わります(手書き風やモダンゴシックなど) - コンセプトワードを添える
→ 「ご褒美をあなたに」「母と娘のティータイム菓子」など、物語の一文を入れて世界観が伝わる
実際に売れたネーミング・デザイン事例5選
「他のお店はどうやって売っているの?」
他の店の成功事例を知ることは、自分の店にも活かせるヒントになります。
ここでは、実際に小規模店や個人経営の洋菓子店で成功したネーミング&デザイン事例をご紹介します。
- 「月の夜のキャラメルケーキ」
→ ネーミングの美しさが話題に。SNSで拡散。 - 「おひるねフィナンシェ」
→ 休憩・癒しをイメージさせて、会社員層に人気。 - 「こぼれ苺のバターサンド」
→ 「こぼれ」の言葉が食欲と視覚を直感で訴えます。 - 「恋するマドレーヌ」
→ 名前のストーリー性でギフトニーズにも対応。 - 「陽だまりレモンケーキ」
→ 光・温もりのイメージが春先ヒット。
小さな洋菓子店が今日から始められるブランディング戦略
「ブランドって大企業がやるものでしょ?」
そう思っていませんか?
実は、小さな店こそ「ブランドの世界観」が売上に直結します。
「誰に、どんな気持ちで届けたいのか」を言語化し、それをネーミング・パッケージ・接客に落とし込めば、十分ブランドになります。
- ブランドの軸は「人」
→店主の想いや価値観を前面に出すことで、共感されるブランドに。 - 統一感を意識する
→ロゴ・SNS投稿・店の雰囲気・商品名まで「ブレない表現」が信頼を作ります。 - 毎月ひとつ「ブランド強化のアクション」を決めて動く
→ 例)季節をネーミングから変える、パッケージの変更を見直すなど
予約店の開業・集客で忘れないのが、**「見せ方」と「言葉の力」**です。
でも、伝え方を変えれば、
小さな洋菓子でもファンを生み、売上は必ず変わります。
ネーミングは「売る言葉」。パッケージは「黙って語る営業マン」。この
2つを味方にすれば、あなたのお菓子はもっと多くの人の心に届くはずです。
まずは、今日作った商品に「名前をつけてみる」ところから、始めてみませんか?
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