「洋菓子店を開業してみたいけど、1人で本当にやっていけるのだろうか?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
あるいは、すでに開業したものの「忙しいだけで利益が残らない」「頑張っても売上に繋がらない」と感じていませんか?
これは決してあなたの努力が足りないわけではありません。
多くの1人起業家がつまずくのは、“ビジネスモデル設計”に原因があることがほとんどです。
この記事では、個人事業主や副業から起業を目指す方が、1人でも回る仕組みを作り、利益をしっかりと出していく方法を、洋菓子店をテーマにしながら具体的に解説します。
読んでいただければ、「これならやっていける!」と明確な一歩が見えてくるはずです。
目次
- なぜ「忙しいだけで儲からない」洋菓子店が多いのか?
- ひとりでも利益が出るビジネスモデルの基本構造とは?
- 洋菓子店の収益性を高める具体的な方法5選
- 集客を仕組み化することで「売れる導線」を作る
- 利益と時間を両立する“ひとり経営”マインドセット
なぜ「忙しいだけで儲からない」洋菓子店が多いのか?
私が初めて出会った“失敗しそうな洋菓子店”の相談者は、毎朝5時から厨房に立ち、夜はInstagramで集客投稿。
体力も気力も限界ギリギリなのに、月の利益は3万円ほど。
-まさに「頑張っているのに儲からない」状態でした。
この状況、実は個人経営の洋菓子店によくある問題です。
美味しいものを作っても、売上が伴わなければ意味がありません。
そして、もっと問題なのは「利益が残らない仕組み」でビジネスが回っていること。
このままだと続かない…でも、何を変えたらいいのか分からない。
そんな迷いを抱えている方にこそ、ビジネスモデルを見直してほしいのです。
答えは明快です。
ビジネスモデル=“利益が残る仕組み”を設計し直すこと。
売上だけを見ていてはダメ。
人件費をかけず、時間を奪われすぎず、リピートされる流れを設計する——それが、ひとり起業に必要な思考です。
ビジネスモデル設計の基本は次の3点:
- 誰に(ターゲット)
- 何を(商品価値)
- どうやって届けるか(販売導線)
この3つを明確にして初めて、「売れる」「儲かる」「回る」ビジネスができます。
たとえば、「仕事終わりにホッとする焼き菓子を毎週LINEで予約→店舗受け取り」など、お客様のライフスタイルにフィットした仕組み作りが鍵です。
ひとりでも利益が出るビジネスモデルの基本構造とは?
「自分だけで回せる」ことと「ちゃんと儲かる」は、両立できるのでしょうか?
答えはYESです。
ただし、“労働集約型のまま”では不可能。つまり、「作って→売って→終わり」の繰り返しでは限界があります。
利益が残るひとりビジネスに必要なのは、
- 商品単価が高いか
- 購入頻度が高いか
- リピートしやすいか
この3つのどれか、またはすべてを満たすこと。
これらを軸に、商品と販売方法の設計を見直すことが大切です。
たとえば、1つ300円の焼き菓子を売るなら、
- セット販売(5個1500円)
- サブスク形式(毎月お届け)
- ギフトパック(2000円超)
にすることで、1回の取引あたりの利益を増やせます。
また、「限定フレーバー」「季節パッケージ」など、飽きずにリピートしたくなる仕掛けも有効です。
洋菓子店の収益性を高める具体的な方法5選
売上はあっても、経費に消えてしまう。
「どうすれば利益を増やせるのか?」と悩む方は多いはず。
ここでは、ひとり起業でもすぐ実践できる利益改善策を5つ紹介します。
- 単価を上げる(高価格商品の導入)
→ 小ロット・限定生産・素材こだわりで差別化 - 販売方法を見直す(まとめ買い・セット販売)
→ 客単価UPと在庫回転率UP - 固定費を最小限に抑える
→ 自宅販売・委託販売で家賃を削減 - ロス削減の仕組みを作る
→ 受注生産+予約制で在庫を抱えない - LINE・SNSでの再来店促進
→ クーポン・イベント・限定情報配信でリピートを促進
集客を仕組み化することで「売れる導線」を作る
「SNSに投稿してるのに反応がない」「集客が毎回バラバラ」
これでは売上も安定しませんよね。
必要なのは、“導線設計”=集客から販売までの流れを一貫させることです。
以下のように流れを可視化してみましょう:
【Instagramやリール投稿】
↓
【プロフィールからLINE登録 or Googleマップ】
↓
【LINEで予約・お知らせ配信】
↓
【店舗来店 or ネット注文】
↓
【フォロー・口コミ・再来店】
このように、集客〜販売〜リピートまでを1本の流れにしておくことが大切です。
利益と時間を両立する“ひとり経営”マインドセット
「お金は稼ぎたい。でも時間も欲しい」
このジレンマ、個人起業家にはつきものです。
解決策は、**“仕組み化”+“割り切り”**のマインドを持つこと。
・「全部自分でやらなきゃ」はやめる
→ できることと外注することを明確に区別
・「こだわり」と「売れる」をバランスする
→ 自己満足にならない商品設計を意識
・「すべての人を相手にしない」
→ 自分のターゲットにだけ集中することで、無駄がなくなる
「洋菓子店を開業したい」「好きなことで起業したい」——
その想いは、正しく設計されたビジネスモデルがあってこそ叶います。
あなたが“ひとり”でも、時間も利益も犠牲にせずに働きたいなら、
**「回る仕組み」「売れる仕組み」「繰り返される仕組み」**を意識しましょう。
1つ1つは小さな工夫かもしれません。
でも、それを積み重ねた先に、あなたが目指す理想の働き方があります。
「自分にもできるかも」
-そう思った今が、最初の一歩を踏み出すタイミングです。
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