「洋菓子店を開業したけど、もっと売上を伸ばす方法はないかな?」
「副業でスイーツを販売しているけど、認知が広がらない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は今、個人でも小規模店舗でも参入できる“ふるさと納税”が注目されています。
「ふるさと納税って、地域の大きな企業や特産品が対象じゃないの?」と思われがちですが、実は洋菓子やスイーツなど、日常的な“おいしいもの”を提供する小規模事業者にもチャンスがあるんです。
この記事では、ふるさと納税を活用して、あなたの洋菓子を全国に届ける方法を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
あなたのスイーツが「全国区」で売れる未来を想像しながら、読み進めてみてください。
目次
- なぜ今、洋菓子店が「ふるさと納税」に注目すべきなのか?
- ふるさと納税にスイーツで参入する具体的な方法
- 登録の流れと必要な書類・手続きについて
- 実際の成功事例から学ぶ「選ばれるスイーツ」とは
- 集客ツールとして活かすふるさと納税の戦略
なぜ今、洋菓子店が「ふるさと納税」に注目すべきなのか?
「地域密着の小さな洋菓子店に、ふるさと納税なんて無縁じゃない?」
実は、私もそう思っていました。
洋菓子店を立ち上げ、地元のお客様に支えられてなんとかやっていた頃。
ネット販売にも挑戦したけど、競合は多く、広告費もかけられない。
そんなとき、あるお客様が言ってくれた一言がきっかけでした。
「このケーキ、ふるさと納税の返礼品にあったら頼むのに!」
その言葉にピンときて調べ始めたのが、ふるさと納税という販路。
調べていくうちに見えてきたのは、**地方の小さなスイーツ店でも全国へ商品を届けられる、もう一つの“店外販売戦略”**でした。
ふるさと納税は、単なる寄付制度ではなく、販促・集客・ブランディングにもつながるチャンスです。
そして何より、副業・個人・スモールビジネスでも、出品できる制度設計になっているのが魅力。
では、どうすれば参入できるのでしょうか?
次章では、実際のステップを具体的に紹介します。
- 市場規模は年々拡大しており、2023年度は約1兆円に到達。
- 注文の多くは「返礼品の価値」で決まり、スイーツカテゴリは人気上位。
- 地方の無名スイーツ店が、ふるさと納税経由で月100件以上の注文を受ける例も。
つまり、店舗に来られない遠方のファンを作るための導線として、「寄付=販売」という仕組みが使えるのです。
ふるさと納税にスイーツで参入する具体的な方法
「でも結局、どうやって出品するの?」
調べると難しそう…と感じて、やめてしまう人も多いんです。
実は、出品方法には大きく分けて2つのパターンがあります。
- 自治体に直接提案する
- ふるさと納税ポータルサイトの代行業者を使う
初心者におすすめなのは2の「代行業者を通す」方法です。
代行業者とは、ふるさと納税サイト(例:さとふる、楽天ふるさと納税、ふるなびなど)と自治体との間をつなぎ、出品登録や発送管理までサポートしてくれる会社です。
- 商品情報の登録
- 商品撮影(プロカメラマン紹介含む)
- ポータルサイト掲載
- 受注・発送管理
- 寄付者対応
これらをサポートしてくれるため、販路を広げたいけど時間がない個人事業主・副業者にとって非常にありがたい存在。
登録の流れと必要な書類・手続きについて
「本当に個人でもできるの?」
「法人でないとダメなんじゃ…」という誤解も多く見られます。
実際には、個人事業主や副業者でも参入可能。
ただし、いくつかの条件や提出書類があるので、整理しておきましょう。
【主な提出書類】
- 食品営業許可証(必須)
- 開業届または法人登記簿謄本
- 商品の仕様書や価格表
- 商品写真(プロ推奨)
- アレルゲンや賞味期限、配送方法などの記載
【手続きの流れ】
- 自治体または代行業者に問い合わせ
- 商品提案・ヒアリング
- 契約・申請
- 商品登録・掲載
- 注文受付 → 出荷・管理
このように、最初のハードルを超えれば、あとはルーティンで進められる流れになります。
実際の成功事例から学ぶ「選ばれるスイーツ」とは
ふるさと納税に出しても「誰にも選ばれないかも…」という不安もあるでしょう。
選ばれるスイーツには、共通する3つの特徴があります。
- “地域性”がある
→ 例:地元産のいちごを使用したタルト - 見た目が映える
→ ふるさと納税ポータルでは、写真がすべて。 - 数量限定・季節限定要素がある
→ 「この時期しか手に入らない」付加価値が注文動機になる。
【事例】
山形県の小さな洋菓子店では、地元産ラ・フランスを使ったゼリーでふるさと納税に出品。SNSで拡散され、リピーターがつき、通常販売にも波及した成功例もあります。
集客ツールとして活かすふるさと納税の戦略
ふるさと納税=売上にはつながるけど、“集客”の視点で活かせている人は少ないのが現状です。
ふるさと納税は「広告費ゼロで見込み顧客に商品を体験してもらえるチャンス」です。
- 寄付者リストは得られないが、商品にSNSアカウントの案内やQRコードを添付可能
- お礼状にクーポンを入れて、自社サイトへの導線をつくる
- 「限定返礼品」のキャンペーンを自社SNSと連携させ、フォロワーを増やす
ふるさと納税は、単なる収入源ではなく、ブランドを広げる施策として機能させることが鍵です。
洋菓子店や副業スイーツ販売者にとって、ふるさと納税はまだまだ“穴場”の販路です。
しかも、ECやSNS集客と組み合わせることで、地域商品×オンラインの最強ハイブリッド販売戦略になります。
「もっと多くの人に知ってほしい」「全国へ届けたい」と思うなら、ぜひ一度ふるさと納税への参入を検討してみてください。
あなたのスイーツが、“地域の魅力”として全国へ羽ばたく第一歩になります。
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