洋菓子店の集客に口コミは必須!自然と紹介が増える仕掛けと開業後の集客方法

「お客さんって、どうやって増やせばいいんだろう?」
洋菓子店を開業したい、または開業して間もないあなたは、こんな風に感じたことはありませんか?

広告やSNSも試してみたけれど、効果はいまひとつ。そんな中で頼りたくなるのが「口コミ」です。実際、“友達にすすめられたから来た”というお客さまの一言ほど、心強いものはありません。

でも、「口コミって自然に生まれるものじゃないの?」と思っていませんか?
実は、“自然に見えるけど、意図的に仕掛ける”ことができるのが口コミなのです。

本記事では、個人事業主や副業でスイーツ販売をしたい会社員に向けて、口コミが生まれる仕掛けづくりとその集客効果を最大化する方法を詳しくお伝えします。

目次

  1. なぜ口コミが洋菓子店の集客に欠かせないのか?
  2. 「紹介されやすいお店」の3つの共通点
  3. 自然と口コミが起きるための具体的な施策5選
  4. SNS時代の“紹介”はこう変わった!最新口コミ戦略
  5. 口コミを「集客の仕組み」に昇華する方法

なぜ口コミが洋菓子店の集客に欠かせないのか?

「味に自信はある。でも、誰にも知られていない」
これは、多くの洋菓子店オーナーが開業直後に直面するリアルな問題です。

私が最初に開業したときも同じでした。SNS投稿を続けても反応はまばら、近所にチラシを配っても手ごたえは薄く……そんなある日、お客様がこう言ってくれたんです。

「ママ友に“ここのフィナンシェ美味しいよ”って聞いて来ました!」

その日から、少しずつ来店者が増え、やがて「誰々から聞いた」と言ってくれるお客様が続出。まさに口コミが広がった瞬間でした。

口コミは、「信頼性の高い宣伝」でありながら、広告費がかからない最強の集客手段です。
とはいえ、ただ待っていても自然には起こりません。

口コミを起こすには、「共有したくなる体験」を提供し、その体験を意図的に設計することが必要です。

口コミが強力な理由は以下の通りです:

  • 信頼性が高い:広告より友人の言葉のほうが影響力がある
  • 費用がかからない:広告費ゼロで集客できる
  • リピーターにつながりやすい:紹介者と紹介された人の絆で継続性が生まれる

洋菓子は特に“贈る文化”が根強いため、「誰かに教えたくなる」要素を持たせることで、自然な拡散が期待できます。

「紹介されやすいお店」の3つの共通点

「うちの商品は美味しいのに、なぜ紹介されないんだろう?」
そんな疑問を持ったことがある方に知ってほしいのが、「紹介されやすいお店」の条件です。

共通するのは、次の3つの要素です:

  1. 商品に話題性がある
  2. 接客が印象に残る
  3. “紹介する理由”が明確にある

1. 話題性のある商品

・見た目が美しい、ユニークな形や名前、素材にこだわっている…など
→たとえば「地元産いちごの3層ムース」や「週末限定の黒ごまショコラ」などは話題性が高いです。

2. 記憶に残る接客

・名前を覚えてくれた
・「おかえりなさい」と言ってくれた
→ちょっとしたひとことで「また来たくなる」と感じてもらえます。

3. 紹介したくなる動機

・紹介した人にも特典がある(紹介カードやLINE特典)
→「誰かに教えたら得になる」仕組みを作りましょう。

自然と口コミが起きるための具体的な施策5選

口コミを狙ってみたけれど、うまくいかない。紹介カードも配ったけど効果ゼロ…
「何をすれば“自然に”口コミが起きるの?」と疑問に感じていませんか?

以下の5つの施策で、“仕組みとしての口コミ”が動き出します。

  1. お客様の名前を覚える(名札・メモ帳活用)
    →一度名前を呼ばれただけで、強烈に印象に残ります。
  2. 「SNSで紹介してね!」を明文化する
    →商品パッケージやショップカードにInstagramアカウントを記載。投稿特典も効果的。
  3. 紹介カードに手書きメッセージを添える
    →たとえば「このカードを持ってお友達と来てください♡両方にクッキー1枚プレゼント」
  4. “贈るための商品”を作る
    →贈り物は口コミが生まれやすい。ギフトボックスや簡易ラッピングを強化。
  5. “お客さまの声”を店内やSNSでシェア
    →「みんなが紹介してる」という雰囲気が新たな口コミを生む。

SNS時代の“紹介”はこう変わった!最新口コミ戦略

昔は「友達に話す」が主流だった口コミ。今はどうでしょう?
InstagramやLINE、X(旧Twitter)など、口コミの“場”がデジタルに移動しています。

デジタル時代の口コミは、「投稿したくなる仕掛け」と「拡散しやすい設計」が鍵になります。

  • シェアしたくなる“見た目”
    →映える包装、断面、動画映えする工程など
  • ハッシュタグを作る・教える
    →「#〇〇のフィナンシェ」「#今日のおやつはこれ」など店独自のタグ
  • リポスト歓迎・タグ付け促進
    →「タグ付けしてくれた方はストーリーでご紹介します」と明記
  • 紹介者の声をそのまま投稿
    →「お客さまのリアルな声」として使うと信頼感アップ

口コミを「集客の仕組み」に昇華する方法

せっかく口コミが起きても、単発で終わってしまうことも。
それでは「波」が起きるだけで、継続的な集客にはつながりません。

口コミを一過性に終わらせず、“仕組み化”するには再現性と誘導が必要です。

  1. 紹介→来店→再訪の“循環ループ”を設計
    →紹介された人にもメリット(おまけ、お礼カード)を設ける
    →来店者に次の紹介カードを渡す
  2. “口コミが起きた瞬間”を記録する
    →どの商品が、どんな人から、どんな風に紹介されたのか分析
  3. 口コミ数を“可視化”する
    →「紹介での来店100組突破!」など数字で示すと信頼感UP
  4. 感謝のリマインドを忘れない
    →紹介してくれた方には「ありがとうLINE」「次回使える特典」などでフォロー

口コミは最強の集客方法ですが、自然発生を待っていてはチャンスを逃します。
「紹介されやすい仕掛け」をあらかじめ設計することで、あなたの洋菓子店にも、“人が人を呼ぶ”循環が生まれます。

味だけでなく、「誰かに伝えたくなる体験」を。
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